私がそろばんと出会ったのは、小学2年生でした。 近所の友達3人と一緒にそろばん教室に通い始めたのがきっかけです。 そろばんが私にもたらしたものは、『学力』です。 当時私は、ぼんやりしていた子供でした。 学校の成績も5段階評価の「3と2」だったと記憶しています。 5年生で商工会議所・全国珠算連盟ともに2級合格しました。 学校の成績は、「4と5」になっていたと思います。 そろばんが成績へ威力を発揮したのは、小学生(10歳)からでした。 計算がクラスで1番に速くなりました。 それとともに算数が得意になり、社会も都道府県・世界の首都名・日本の県庁名・山河川平野等の基礎知識が“バー”と暗記できる様になり、 どの教科も100点を取れる様になりました。とにかく“数字”が得意になり好きにました。 歴史も年代を数字で覚えそこにに内容を肉付けして覚えるぐらいでした。 国立大学入試の数学と日本史もそれで乗り切りました。 比較的図形も得意でした。 図形に必要なこの空間認識能力もそろばんで培ったと思います。
現在子供達(高校受験)には、“数学”と“理科”を主に教えています。 私は、子供の頃(小学校低学年以下)は、ぼんやりした子供だった。 その当時は、あまり記憶に残っていませんが、 そろばん教室へは、遊びの延長だったと思います。 そろばん教室へは、徒歩で30分ぐらいかかりました。 田んぼや畑を通り街まで歩いて行きました。 花を摘んだり虫を見たりおしゃべりをしたり・・・と遊びながら 必ず寄るのが「駄菓子屋だった」と記憶しています。 寒い冬、本格的な“石焼き芋”を毎回楽しみました。 これも、友達が一緒だったから楽しかったのだと思います。 私は、5年でそろばん教室を辞めて勉強に重点をおいてしまいましたが、 この友人たちは、続けてそろばん教室に通い確か「会計士」になったと記憶しています。 私は、中学校では成績がトップクラスになりました。 現在教師を経て学習塾をやっています。 なぜ、そろばんか良いか。 私自身が、そろばんで『学力』の基礎を作ったからです。 計算力・暗記力・空間認識能力等、これはまさにそろばんで培いました。 暗算6段を持っている中学生を見ていると、 頭の回転が早い、問題処理能力が素早い、暗記力も優れているので 5教科トップクラスです。思いやりがあります。 人としてバランスが取れている。 また、このそろばん教室での3年間で社会性も身に付いたと思います。 お友達と仲良くする。お小遣いで自分で買い物をする。 師弟関係を理解する。 分からない事をを教えてもらうには 大人・師・できる人に素直に聞くという術を身につけた。 私が学習した頃は、50人ぐらい生徒がいて 「願いましては」と一斉にやっていました。わからないときは、手を上げて聞く。 後は、自己流でやっていた様な?! ステップくらぶでは、6人までの少人数で一人一人丁寧に指導しています。 師弟関係・礼儀作法は、しっかり指導してもらっています。 これらは、学力を身に付ける上での基礎だからです。
一般社団法人新日本珠算教育普及連盟代表理事
ステップアップゼミ 塾長 浅利美千代